教育学は、教育を社会や文化の問題としてとらえ、教育の目的や本質、方法などを総合的に研究する学問です。
まずは、「心理学」「社会学」「人間関係学」などの、人文・社会学科領域で、子どもの心の発達や社会性の獲得など、人間の成長と発達についての概念と理論を学び、学校教育に限らず、家庭や社会における人間教育のあり方についても考察していきます。
具体的には、教育理論や指導法、教育心理学、教育の機能、さまざまな過去の教育実践などについて研究を行います。
また、教育文化として、教育の歴史的な変遷や、地域による多様性を学ぶこともできます。さらに、教育政策として、教育が果たすべき社会的役割を考え、学校と教育制度のあり方を検証します。
その他、授業の実践技法を科学的に検証する「教育工学」「教育方法論」といった科目もあります。
教員養成系の大学では、教員免許の取得を目的とし、教育職員免許法に基づいて実施され、専門的な教科学習や教育実習を通して、教員として必要な資質・能力を養っていきます。
カリキュラムとしては、幼稚園、小・中学校や身障児教育など、教育対象ごとに課程や学科が明確に分かれています。
最近では、スクール力ウンセラーなど、カウンセリング能力を持った人材育成を目的とする力リキュラムもあります。
また、教職課程を履修すれば教員免許を取得できる大学においては、教員養成を専門としているため、模擬授業や指導法の研究に関わる授業が多く、教育実習期間が一般の大学よりかなり長くなります。
スクールカウンセラーの育成では、心理学系統の教育が重視されています。

●児童指導員任用資格●児童福祉司任用資格●教員免許●社会教育主事任用資格●図書館司書 etc.